学会将来問題検討WGが設置されました(第225回運営委員会で決定)


本ワーキンググループは,会長の下に置かれたテンポラルな会合であり,当学会の関係する学問の方向性と,将来の学会のあり方に関する問題を議論する場です.メンバーは,会長が指名した運営委員会・評議員会・一般会員の各年層からの数名ずつで構成されています.
設置期間は発足から約2年程度を想定しています.WGでの議論は随時運営委員会報告や会報でお知らせ致します.

WGのメンバー一覧(第23期)

氏名 所属 備考
本蔵義守 東工大 会長
歌田久司 東大 副会長・WG主査
藤井良一 名大 前会長
浜野洋三 東大 評議員
福西 浩 東北大 評議員
松本 紘 京大 評議員
石井 守 NICT 運営委員
小川康雄 東工大 運営委員
北 和之 茨城大 運営委員
木戸ゆかり JAMSTEC 運営委員
高橋幸弘 東北大 運営委員
中村正人 JAXA 運営委員
山崎俊嗣 産総研 運営委員
山本 衛 京大 運営委員
市來雅啓 JAMSTEC
岩上直幹 東大
大村善治 京大
小笠原桂一 JAXA
小原隆博 NICT
松岡彩子 JAXA
山本裕二 産総研


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第225回運営委員会報告より抜粋

学会将来問題検討WG

SGEPSS評議員会と学会長等懇談会での議論をもとに、学会将来問題検討WGの設置について検討した。 

(1)評議員会での議論をふまえて、以下のような検討を行なった。本蔵主査が評議員会で将来問題WGについて説明したところ, 速やかにWGを立ち上げるべきであるとのコメントを得た。また、“WGメンバーが広い年齢層から構成されるべきである”という要請があった。学会将来問題検討WGの立ち上げに関して、準備委員会として運営委員会だけで方針を立て行なう手続きに関しても評議員会が憂慮している。運営委員会を助言する立場にある評議員が重要案件である学会将来問題検討WGに参加できるようにすべきであるという要請があった。
 また、学術会議改組等の流動的な時期にありながら、学術戦略(研究行政)のための組織が必要であり、将来問題検討WGがこの任務も担うべきであるとの意見が評議員の中にある。(しかしながら後述のように、学会将来問題検討WGは、学会の将来の問題に限って議論することとする。)以上のような議論をふまえて、運営委員会では、「学会将来問題検討WG」の位置づけを以下
のようにすることとする。学会将来問題検討WGは、学会長の下に置き、メンバーには評議員会からも入っていただく。学問の方向と学会のあり方を検討することを任務とする。研究行政的な学術戦略に関するワーキンググループについては、別の問題として認識し、この設置については別途、会長が検討する。

(2)学会長等懇談会の議論をふまえて
各学会は、連携が必要と認識しているが、学会の統合には否定的である。研連の再編成に対応して、学会の連携を図るために、連携WGを立ち上げようとしており、本蔵副会長が主査をつとめる。これは連絡会のような役割で、主導的に物事を決めるWGではない。
 第19期までの部門別研連が、第20期に課題別研連に再編成される。この外的な力によって、学会の強力な連携や統合が起こりうる。大きなプロジェクトを起こすには、地球惑星科学が1つにまとまって見える組織が必要である。しかしながら関連学会を統合することによって、新しい学会を作ることは現状では困難である。
 このような外的な情勢を考慮して、設置期間を今後2年間程度とする。また、WGメンバーは17名とし、各年層から会長が指名することとする。評議員から3名、50歳代から2名、40歳代から5名、30歳代から5名、博士課程・ポスドクから2名を指名する。各メンバーは自らの意見を述べるのみならず、周囲の会員からの声もまとめる責務を負う。各年層からの候補者をリストアップし、運営委員は、候補者にコンタクトをとり、承諾を得る作業を早急に進める。
 第1回学会将来問題検討WGは、2004年2・3月を予定する。運営委員が多く参加しているので、運営委員会と同一時期に実施する。日程は後日メールで調整する。第1回学会将来問題検討WGでは、まず、過去のレビュー(合同学会の設立など)を踏まえた議論から始めたい。
 なお、他学会との調整に関しては、現在、学会長等懇談会がある。前回の会合には、SGEPSSから本蔵副会長が出席している。本蔵副会長は、連携WGの主査でもある。