1997年地球惑星科学関連学会合同大会のご案内
日時と会場:
1997年3月25日(火)−3月28日(金)
名古屋大学東山キャンパス(〒464-01 名古屋市千種区不老町)
会場へのアクセス
JR名古屋駅より地下鉄東山線「本山(もとやま)」下車、徒歩15分また
は市バス5分徒歩5分
あるいは名古屋空港より空港バスにてJR名古屋駅または名鉄(めいてつ)
バスセンターを経由して地下鉄東山線「本山」下車
講演申込:
固有セッションあるいは共通セッションの講演申し込みは、1997年1月7日(火)必着
でお願いいたします。共通セッションへの申し込みは、下記のセッション参加11学会の
会員及びコンビーナの招待者となります。また、シンポジウムのプログラム/予稿のプ
ログラム委員会への締め切りが1996年12月20日(金)ですので、これに間に合うように
コンビーナに送って下さい。なお、連絡会を構成する各学会の
1997年合同大会への参加形態は下記の通りです。講演申し込みの宛先や注意事項につい
ては、後述の講演申し込みの注意事項にまとめてあります。講演申し込みにあたって
は、必ずその全項目をお読みください。申し込み用紙及び予稿のフォーマットは注意事
項のあとにあります。
共通セッション
今回は以下の21の共通セッションが計画されています。
【 】内はコンビーナーです。問い合わせは、それぞれのセッション連絡先に
お願いします。
「新世紀の宇宙塵研究:課題と展望」
Cosmic dust study of the new century: future problems and prospects
【大橋英雄, 今栄直也、福岡孝昭、向井 正】
21世紀を間近にひかえた現在、宇宙塵研究の対象・手法など大きく変わろうとしてい
る。「宇宙塵」の「宇宙」起源を証明することが目的だった第一世代、微量分析の手法
・装置の発展に伴い飛躍的に測定精度が改善された第二世代。これまでの我が国の宇宙
塵研究は深海底堆積物中に含まれる試料を対象とするものが主であったが、現在は南極
の氷床中よりの大量採集が計画されている。また宇宙機に搭載される検出器により宇宙
空間における直接測定・サンプル捕獲も計画されている。1997年には我が国初の宇宙機
(スペースシャトル)によるサンプルリターンが行われる。宇宙塵研究は必然的に学際
的とならざるを得ず、異なる研究手法を持つ各人が共通の認識を持つことは非常に大切
なことと思われる。そのために過去の宇宙塵研究を総括し、今後の研究の方向性を見極
めるため、本セッションを企画した。「分析、観測、探査、理論、実験」のすべての分
野における最新の研究計画・成果を持ち寄り、宇宙塵研究の課題と展望について幅広い
議論を行う。
連絡先:大橋英雄 東京水産大学海洋環境学科〒108 東京都港区港南4-5-7
Tel : 03-5463-0642 Fax : 03-5463-0697
e-mail : ohashi@tokyo-u-fish.ac.jp
「太陽系小天体の新しい描像」
New Evidence for Interplanetary Small Bodies
【渡部潤一、山本哲生、向井 正】
百武彗星、ヘールボップ彗星の出現、地球近傍小惑星トータチスの回帰、木星への彗
星衝突、探査に向けた小惑星の観測など、最近の太陽系内小天体の観測的データの集積
は著しいものがある。こういった新しいデータに基づいて推測される小天体の描像をま
とめ、それらの起源と進化に迫るために総合的に議論を行う。
連絡先:渡部潤一 〒181 東京都三鷹市大沢2-21-12 国立天文台
Tel: 0422-34-3644 Fax: 0422-34-3810
e-mail: watanabe@pub.mtk.nao.ac.jp
「あしたから(!?)使える合成開口レーダ(SAR)」
Synthetic Aperture Radar (SAR) as a utility for earth science.
【飛田幹男、土井浩一郎、大村誠、大久保修平】
兵庫県南部地震・エトナ火山活動にともなう地殻変動やグリーンランドの氷河変動の
干渉SAR画像など、合成開口レーダ(SAR)技術は測地・地震・火山・雪氷などの分野で
華々しい成果を挙げてきた。しかし、(1)高価な計算機プラットフォーム, (2)特殊で高
価なソフト, (3)SARデータの入手の困難さなどの障壁に阻まれ、一般の地球科学研
究者はこれまではSARデータの利用は高値の花とあきらめていた。その間にも、関係者
の努力によりSARの利用は急速に身近なものになってきつつあり、パソコンベースの処
理も可能になってきた。
本共通セッションは、2部構成としたい。第一部では招待講演者にSARユーザが実際の
利用に際して必要とするノウハウ(教科書に書かれていない部分を含む)について解説
していただき、それを共有資産とすることで合成開口レーダ利用の新たな地平を切り開
きたい。第2部では地殻変動研究への応用例の報告のほかに、それ以外の地球科学分野
での幅広い利用について議論したい。現在進行形の研究報告、アイデアの提案などを歓
迎する。
連絡先:土井浩一郎 国立極地研究所/南極圏環境モニタリング研究センター
Tel: 03-3962-4724 Fax: 03-3962-4914
e-mail: doi@nipr.ac.jp
「リソスフェアの熱構造と地震・火山活動」
Thermal structure of the lithosphere and its comparison with earthquakes
and volcanic activities
【大久保泰邦、山野 誠、嶋本利彦】
日本列島を含む東・東南アジア地域を中心に、さまざまな手法による情報を総合し、
広域的な熱構造を議論する。地球内部の熱構造は、火山活動の発生のみならず、海洋プ
レートの沈み込み、大陸地殻の形成、リフティングや海底拡大など、さまざまなプロセ
スの原動力として重要である。また内陸地震やプレート境界地震の深さの限界は、温度
構造に大きく左右されることも指摘されるようになった。このため、地殻熱流量の分布
に加え、地震波速度構造、電気伝導度構造、地磁気異常、岩石学的情報などに基づい
て、地殻及びマントルの熱構造の推定が行なわれてきている。しかし、大陸棚地域にお
ける熱流量データの不足に代表されるように、近年の各種地球物理デ−タの質的量的な
増加に比較すると、熱構造に関する情報は十分とは言えない状態であった。
最近これを改善すべく日本列島や東・東南アジアにおいて新たな熱流量測定が行なわ
れつつあり、他の手法による情報と合わせて、より詳細な議論ができるようになってき
た。ここでは新たに取得された熱的情報を基に、大陸・島弧リソスフェアと沈み込み帯
の熱構造を議論し、地震の発生マグマの生成、リソスフェアの変形・流動、島弧の形成
過程などとの関連についての新たなモデルの構築を目指す。
連絡先:大久保泰邦 地質調査所 地殻物理部 〒305 つくば市東1-1-3
Tel: 0298-54-3548 Fax: 0298-52-0281
e-mail: okubo@gsj.go.jp
「地球惑星科学における画像解析」
Image processing in earth and planetary sciences
【中嶋 悟、佐々木晶、土山 明、山口 靖】
近年,惑星の表面状態を様々な画像としてとらえ,それを解析して惑星の活動や進化
についての情報を得ることが盛んになってきている.また,地球の内部構造を地震波や
音波で調べる上でも,様々な解析技術が発展してきた.地質図もデジタル化が始まって
いる.さらに,地球惑星物質の組織やパターンの定量的な解析も最近になって試みられ
つつある.ここでは,このような多様な画像情報を扱う上で,どのような目的のため
に,どのような画像の取得,抽出,変換,解析を行っているか,またそれらの問題点は
何かを議論し,次の時代の画像解析手法を展望し,それにより開ける新しい地球惑星科
学の夢を語る.
連絡先:中嶋 悟・佐々木 晶 東大・大学院・理学系研究科
〒113 東京都文京区本郷7-3-1 東大・理・地質
03-3815-9490 (FAX) 03-3812-2111 (内線4515中嶋,内線4511佐々木)
e-mail:satoru@geol.s.u-tokyo.ac.jp sho@geol.s.u-tokyo.ac.jp
「地球内部科学」
The structure and properties of the Earth's interior
【松井正典、加藤 工】
このセッションでは,地球形成から現在に至る地球内部の物理的(温度・密度分布,
対流など)及び化学的(化学組成,鉱物組成など)構造を明らかにしようとします.そ
のために,地球内部物質の高温高圧下における構造と熱的及び弾性的性質についての実
験的及び理論的研究,地震・測地観測データに基づく地球内部構造の研究,地球内部ダ
イナミクスについての実験,野外調査,観測,数値シミュレーションなど,幅広い分野
からの発表を歓迎します.
連絡先:松井正典 九州大学理学部地球惑星科学教室, 〒812-81 福岡市東区箱崎
Tel: 092-642-2653 Fax: 092-642-2684
e-mail: matsui@geo.kyushu-u.ac.jp
「海半球ネットワーク―地球内部への新しい窓―」
Ocean Hemisphere Project (OHP) Network―A New Window to The Earth's Interir―
【深尾良夫、末広潔、山田功夫、浜野洋三、坪井誠司】
平成8年度(1996年)から新プログラム「海半球ネットワーク」がスタートしました。
この計画は5ヶ年計画で太平洋に地球物理観測網を作り上げようとするものですが、ネ
ットワークの建設に向けてすでに多くの作業が始まっています。特に海底への観測所の
設置に向けては技術的な開発や予備的な観測が行われ、かっては不可能であると思われ
ていたことが、実現に向けて動き出しました。また、地震、測地、地球電磁気の海洋島
観測網に関しては、新しい成果が出始めています。シンポジウムでは海半球ネットワー
ク構想について皆様に知っていただき、このネットワークを利用した新しい研究のアイ
デアを考えていただきたいと思います。海半球ネットワークで得られるデータに関して
は、すべての研究者に利用できるようにする予定ですが、それだけでなくネットワーク
の建設に関しても、学問的な要求に即応して、弾力的に進めていきたいと考えていま
す。つまり、「みんなでつくる海半球ネットワーク」計画にしたいのです。是非、積極
的、建設的な討論をお願いします。
連絡先: 海半球ネットワーク事務局 深尾良夫 東大地震研
Tel:03(3812)2111 ext. 5698 Fax: 03(3816)1159
e-mail:fukao@eri.u-tokyo.ac.jp
「テクトニクス」
Tectonics
【長谷部徳子、竹内 章】
地球をはじめ固体惑星表層で見いだされるさまざまな時間・空間スケールでのテクト
ニクスに関して,そのプロセスとメカニズムの理解を深めることを目的としたセッショ
ンです。各種の調査・観測や数値計算等による研究成果,ならびに新しいモデルや仮説
の提案・議論等を歓迎します。さらに,既存の枠におさまりきらない境界領域の研究成
果公表・議論も期待します。
連絡先:竹内 章 富山大学 理学部
Tel: 0764-45-6654, Fax:0764-45-6658
e-mail: takeuchi@sci.toyam-u.ac.jp
「九州の構造と地震・火山・テクトニクス」
Structure of Kyushu Island and its implications for earthquakes, volcanism
and tectonics
【鍵山恒臣、岩崎貴哉、中田正夫】
九州では近年人工地震や電磁気,重力による構造調査が精力的に行われ,関連する地
質・岩石・化学調査などもあわせて構造に関する情報が飛躍的に増大している.本セッ
ションでは,個々の火山の構造やマグマ供給系を考えると共に,地溝帯,盆地,湾,列
島など九州全体にわたるような大地形の構造の特徴を明らかにし,同地域の地震活動,
火山活動との関連をテクトニクスの背景を加えながら議論する事を目的としている.九
州周辺海域・沖縄トラフなどに関する議論も歓迎する.
連絡先:鍵山恒臣 東京大学地震研究所 〒113 東京都文京区弥生1-1-1
Tel: 03-3812-2111(5810) Fax: 03-3812-6979
e-mail: kagiyama@eri.u-tokyo.ac.jp
「地球惑星科学と計算機シミュレーション」
Numerical Simulations in Earth and Planetary Sciences
【田中秀和、渡邊誠一郎、中久喜伴益、大村善治】
計算機の性能・利便性の向上や計算手法の多様化により,地球惑星科学における進化
・ダイナミクスの研究において,数値シミュレーションの果たす役割はますます大きく
なっている.しかし,研究者は,研究対象毎の分野に分立して,相互の交流はあまり盛
んではない.そこで,このセッションでは,広く地球惑星科学の数値シミュレーション
に携わる研究者の参加を得て,異分野における計算手法の進展状況や,分野を超えた手
法の類似性などを再認識する場としたい.講演では,単に計算結果の報告だけでなく,
モデル化の妥当性,計算手法とその利点や問題点,精度や安定性の議論,結果表示の方
法などについても併せて紹介していただきたい.
連絡先:田中秀和(東工大・理・地球惑星科学科)
Tel: 03-5734-2243, Fax: 03-3727-4662
e-mail: hidekazu@geo.titech.ac.jp
「全地球史解読」
Decoding the whole history of the earth
【伊藤孝士、吉田茂生、瀬野徹三】
地球と宇宙の歴史を多圏間相互作用の観点から解きあかそうとする、世界に先駆けた
プログラム「全地球史解読計画」が重点領域研究として進行している。この計画では、
太古代まで遡った岩石試料の採集を行い、その解析や物理モデリングを通して総合的な
地球システム変動史の解読をめざしている。この計画の特徴は、野外調査に基いた系統
的試料採集、岩石試料の効率的一次記載、最新分析機器を用いた二次分析、新たな分析
技術の開発、地球システム変動のモデルの構築、など現在可能なすべての手法を結集
し、天文学者から地質学者、生命科学者までが一堂に会して解読と議論を進めているこ
とにある。本共通セッションでは重点領域研究のメンバーに限らず、幅広い研究分野か
ら多様で先鋭的な研究テーマの講演を多く募集したい。
連絡先:伊藤孝士 文部省国立天文台 天文学データ解析計算センター
〒181 東京都三鷹市大沢2-21-1
Tel:0422-34-3602 Fax: 0422-34-3840
e-mail: tito@pluto.mtk.nao.ac.jp
「海洋性島弧と大陸地殻の形成・進化過程」
Processes of Oceanic Arc System and Their Bearing on Evolution of
Continental Crust
【小川勇二郎、藤岡換太郎、岩森 光、末広潔、浦辺徹郎、榎並正樹、有馬眞】
海洋性島弧は比較的単純な構造をもち、火山・地震現象や鉱床の形成過程などプレー
ト収束帯における多くの地質学的諸過程を解明する研究地域として最適と考えられる。
とりわけ、マントルと大陸地殻間の物質の移動・循環過程、大陸地殻の形成過程などを
明らかにするうえで、地球上でも最も重要な研究対象の一つである。今回の共通セッシ
ョンでは、海洋性島弧についての最新の研究成果を持ち寄り、(1)海洋性島弧の構造
の解明と島弧地殻の生成過程、 (2)マントルと地殻間の物質の移動・循環過程、
(3)島弧のテクトニクス、特に島弧形成初期過程と島弧火成活動史、
(4)"supra-subduction" ophioliteの意義と形成過程、(5)島弧火成活動に伴う深
海熱水鉱床の形成過程などの問題について討議する。さらに、深海底掘削と深海探査艇
による潜航調査等、今後の研究計画について具体的に意見を交わす。
連絡先:有馬眞 横浜国立大学教育学部地学教室
Tel: 045-335-1451 ext. 2212 Fax: 045-333-1536
e-mail: arima@ed.ynu.ac.jp
「重力」
Gravity
【中井新二、福田洋一】
最近,絶対重力計や超伝導重力計に加え,自動相対重力計の普及や,また,解析技術
の進歩もあって,地球科学のさまざまな分野で重力測定を利用した研究が進められてい
る.これら重力測定技術の進展は測定精度の著しい向上をもたらし,これまでは不可能
と思われた微小な重力変化も検出可能となってきた.一方,重力の測定精度が向上する
と,従来は考慮する必要のなかったさまざまな地球科学的現象が測定の誤差源として無
視できなくなってきている.いまや高精度の重力測定とこれらの諸現象とは,それをシ
グナルと見るかノイズと見るかに関わらず不可分な関係を形成している.このように,
近年,重力に関する研究を進めるにあたっては,研究分野を限定しない広い視野を持つ
ことが重要であり,理論,測定,応用など広範な研究者が意見を交換できる場が求めら
れている.本セッションでは、このような立場から地球,月,惑星の重力場そのものの
研究はもちろん,絶対重力測定,相対重力測定,移動体上での重力測定,アルティメー
ターやGPS等による間接的な重力場の測定,ならびにそれらの応用,また,重力デー
タを用いた地球内部構造の研究,ダイナミクスの研究,重力の時間的変化に関する研究
など,「重力」をキーワードに含むすべての話題を歓迎する.
連絡先:福田洋一 606-01 京都市左京区北白川追分町 京都大学大学院理学研究科
地球惑星科学専攻(地球物理学教室)Tel: 075-751-3912 Fax: 075-711-1374
e-mail: fukuda@kugi.kyoto-u.ac.jp
「地殻変動」
Crustal Movements
【島田誠一、中尾 茂】
近年のGPS連続観測をはじめとする観測網の充実によって,(1)secularな変動、
(2)地震・火山噴火などの地殻活動時の変動に次ぐ、第3の変動「slow event」がはっ
きりと確認されるようになってきた。slow eventの発見によって,地殻変動観測は地球
科学のなかで新たな地平を切り開く,確固たる地位を固めつつあるといえる。
slow eventはいわゆるsilent earthquakeのより長周期の現象なのか,secularな変動の
ゆらぎなのか?日本周辺のようなプレートの収束場ではほとんど観測例のないcreepの
一種なのか?本セッションでは,slow eventの観測・モデル・地震学的及びテクトニッ
クな解釈などの広範な発表を歓迎する。また,新しい観測手法の開発,地殻変動の観
測,モデル化,解釈など地殻変動に関連した広く一般的な研究・発表も歓迎する。
連絡先:島田誠一 防災科学技術研究所 地圏地球科学技術研究部
Tel:0298-51-1611 (631) Fax:0298-54-0629
e-mail:shimada@geo.bosai.go.jp
「GPS]
【日置幸介、市川隆一】
GPSは地球をまわる衛星群からの電波を受信して自分の位置を知ることを目的とし
てデザインされたものであるが、国際的な精密軌道決定の努力と受信機の低コスト化に
伴い、ここ数年固定局を用いた地殻変動精密観測網の高密度化が著しい。日本でも国土
地理院を主体とした多くのGPS点が整備され地震学やテクトニクスの分野で新しい発
見が続いている。一方で従来「ノイズ」として捨てられていた水蒸気や電離層による電
波の遅延量が、観測点数の高密度化に伴って、気象学を始めとして当初予想していなか
った学問分野における「信号」として有効に利用されるようになってきた。本セッショ
ンでは既に多くの地球科学分野で必須の道具となった感のあるGPSをキーワードとし
て、幅広い分野からの参加を歓迎する。
連絡先:日置幸介 〒023 水沢市星ガ丘2-12 国立天文台地球回転研究系
Tel: 0197-22-7139 Fax: 0197-22-7146 e-mail:heki@miz.nao.ac.jp
「地殻流体の総合的理解に向けて:(1)地殻の変形・破壊における流体の役割」
To the comprehensive understanding of the crustal fluids:(1) The role of
fluids in the deformation and rupture of the crust.
【五十嵐丈二、小泉 尚嗣、岩森 光】
地殻の岩石の隙間を埋めているガス、水、マグマなどの流体は、地殻における物質輸
送のみならず、地震・火山活動を含むあらゆる地殻活動をコントロールする重要な役割
を担っている。近年、地震学、火山学、測地学、地球電磁気学、地球化学など、さまざ
まな地球科学の分野で地殻流体研究の重要性に関する認識がますます高まってきてい
る。今やこれまでの学問分野の枠組みを越えた総合的な研究へと発展させ、さらに地殻
流体に関する理解を深めるべき段階に来ている。本共通セッションでは、地殻流体の総
合的理解を目指す第1回目の試みとして、地殻の変形・破壊における流体の役割に注目
し、種々の観測・実験事実、理論・シミュレーションによる一般化など、各分野の最新
の研究成果をレビューすることにより現状を把握し、これからの研究協力体制を
議論する。
連絡先:五十嵐丈二 113 文京区本郷7-3-1 東京大学理学部地殻化学実験施設
Tel: 03-3812-2111(ext. 4649) Fax: 03-3816-1784
E-mail: iga@eqchem.s.u-tokyo.ac.jp
「地層処分に関する地球科学的課題」
Geological isolation of nuclear waste
【渡辺邦夫、湯佐泰久、浦辺徹郎】
地層処分は、考慮する時間が長く、また対象とする場が地下深部であることなどから
見て、地球科学が取り組まなければならない今日的な課題である。関連する地球科学の
分野は、地球化学・地質学・鉱物学・鉱床学・地下水学・地震学・火山学・第四紀学な
ど極めて広い。さらに、安全性の評価のために、解析モデルや種々の予測手法を扱うた
め、従来の地球科学の枠を越え、工学的分野との連携が必要となる。本セッションで
は、この地層処分に関する地球科学の課題について、様々な角度から発表と討論を行
う。従来の枠にとらわれることなく、広い分野からの発表を歓迎する。昨年度に引き続
き、今年度も本テーマについてのセッションを開催する。
連絡先:渡辺邦夫 埼玉大学工学部 〒338 埼玉県浦和市下大久保255
Tel: 048-858-3571 Fax: 048-855-1378
「宇宙物質の構造と進化」
Structure and evolution of interstellar matter
【平原靖大、加藤 学、香内 晃】
近年の電波天文学、赤外線天文学の発展により、星の誕生と死の間の循環過程におけ
る物質の進化が分子レベルで明らかになってきている。近い将来、これらの手段を用い
た原始太陽系星雲の観測的研究が飛躍的に進むと期待される。本セッションでは、従来
は個別の分野でなされていた、宇宙物質の構造や進化に関連した惑星科学、宇宙化学、
天文学の諸分野での最新の実験、観測、理論的研究の成果について幅広く議論し、特に
物質科学的な観点から将来の可能性を探る。
連絡先:平原靖大 名古屋大学理学部地球惑星科学教室
Tel: 052-789-2523 Fax: 052-789-3033
e-mail:a40125a@nucc.cc.nagoya-u.ac.jp
「地震関連電磁放射現象の広帯域観測とその発生機構の考察」
Study of wide band frequency range and its source mechanisms of seismogenic
EM emissions phenomena
【芳野赳夫、尾池和夫、長尾年恭】
1980年、初めて地震発生直前に震央に近い地域のLF波帯の背景電波雑音レベル
が上昇し、地震発生と共に低下する現象が実測された。この研究は1989年10月の
米西海岸ロマ・プリエタ地震を契機として国内・外に急速に拡大した。現在はVLF帯
以下の雑音レベル増加観測が主流であるが、兵庫県南部地震ではMF・HF・VHF帯
が顕著に観測され、地震に関連した電離層変動の存在も研究の対象として考慮されるよ
うになった。将来、本現象の信頼性を増し予知等に応用するためにも、今後は単に受信
記録と地震発生の対比を求めるだけでなく、現在までに取得された観測結果により、研
究対象を発生機構にまで掘り下げるべき時期に達しており、多数の関連分野の投稿と討
論を期待したい。
連絡先:芳野赳夫 福井工業大学 電気工学科 167 東京都杉並区善福寺2-36-22
Tel/Fax: 03-3397-5577
Email: yoshinot@nisiq.net、
尾池和夫 京都大学理学部地球物理学科 Tel: 075-753-3946 、
長尾年恭 東海大学地震予知研究センター Tel: 0543-34-0411
「放射年代測定の新技術:それによる地球惑星・地球環境科学の急展開と問題点」
New Techniques in Dating with Radioisotopes: Recent Developments and
Associated Problems in the Research of Earth-Planetary and Environmental
Sciences.
【中村俊夫、宇都浩三、日高洋、平田岳史、鈴木和博、田中剛】
最近、地球化学、第四紀学、火山学、地震学、宇宙化学など多くの分野で年代測定技
術の革新が見られつつある。AMS、レーザー40Arー40Ar、SIMS、
CHIME、レーザーICP−MS等による若い年代/微小領域の年代が得られること
によって展開した成果を紹介しあうとともに、そこに含まれる問題点を議論しあい、
さらなる発展を目指す。新技術に止まらずその応用により得られた成果の持つ意味を考
え、新たなる応用面の開拓に意欲を持つ人の発表と周辺領域研究者の討論への参加を望
む。
連絡先:中村俊夫 名古屋大学年代測定資料研究センター
Tel: 052-789-2578 Fax: 052-789-3092
Email: g44466a@nucc.nagoya-u.ac.jp,
宇都浩三 地質調査所地殻化学部 Tel: 0298-54-3557 Fax: 0298-54-3533
Email: uto@gsj.go.jp
「地球惑星物質の物理化学」
Physics and chemistry of earth and planetary materials
【神崎正美、河村雄行】
地球惑星物質の物理化学は,全ての地球惑星関連分野の基礎であるが,各分野で独自
に研究されている.本セッションではこの枠を取り払い,地球惑星物質を原子・分子レ
ベルで取り扱う研究を広い分野から応募する.またマクロな測定・観測をミクロに解析
・議論したいという問題提起等も歓迎する.対象は固体のみならず,ガス,溶液,融体
等も含み,無機・有機を問わない.実験・理論・計算のいずれでもよい.宇宙科学,地
球物理学,地球化学,岩石学,鉱物学,環境科学等の幅広い分野・関連する学会からの
参加を歓迎する.
連絡先:神崎正美 岡山大学 固体地球研究センター
682-01鳥取県東伯郡三朝町山田827
Fax: 0858-43-3450, E-mail: mkanzaki@apionet.or.jp
シンポジウム
シンポジウムの講演は幅広い分野からの招待講演で構成されていますが、特に関心のあ
る方はできるだけ早く関係のコンビーナーに直接連絡をお願いします。
3月25日午前
シンポジウム「陸域・沿岸生態系の地球変化に対する応答」
Response of terrestrial and coastal ecosystems to global change
【和田英太郎・斎藤文紀・吉岡崇仁・濱健夫・吉田尚弘】
全地球を支配する物理・化学・生物的諸過程とその相互作用を明らかにすることによ
って、地球環境の変化と人間活動の影響を解明する目的で、IGBP(地球圏ー生物圏国際
共同研究計画)がすでにスタートしている。これらの研究を通して、生物圏における炭
素循環の概要が次第に明らかにされてきており、二酸化炭素のいわゆるミッシングシン
クは、陸域生態系にある可能性が大きいと指摘されるようになった。陸域生態系は森林
と、湖沼と、そしてそれをつなぐ、森林・水系インタフェースから構成されている。森
林生態系は、二酸化炭素の重要なシンクとして機能していると考えられるが、一方陸上
で生産された有機物は陸水系に供給され、温室効果ガスの発生源となり、正のフィード
バックシステムとして働いている。また、陸域生態系の変動は直接、沿岸における物質
循環の変動につながり、陸域生態系から供給された有機物の分解・堆積と、栄養塩・有
機物の輸送による生産増大などと結びついている。これらはまた、地球変化へのフィー
ドバックにつながっている。このように陸上生態系と沿岸生態系は各々独立のモードの
物質循環系を一部もっているが、これらを水系という軸で結びつけることにより、これ
までの個別研究では見えてこなかった複合循環系の姿が浮かび上がってくることが期待
される。
連絡先:吉田尚弘 〒464-01名古屋市千種区不老町 名古屋大学大気水圏科学研究所
Tel: 052-789-3470、Fax: 052-789-3436
e-mail: nyoshida@ihas.nagoya-u.ac.jp
3月25日午後
シンポジウム「火星生命存在の可能性:物質科学的、生物学的、惑星科学的側面からの
アプローチ」
Martian life? ~Approach from material sciences, biology, and planetary science
【三河内 岳、土山 明、河崎 行繁、小林 憲正、村江 達士、小島秀康】
太古の火星に微生物が存在した可能性を火星隕石ALH84001中から発見したという最近
の報告は、物質科学、生物学などの分野にとどまらず、広く社会的な意味でも非常に大
きな問題である。今回の報告によって、より詳細に、そしてより広い分野にわたって火
星隕石を研究する必要性が唱えられたといえる。本シンポジウムでは、物質科学的側
面、生物学的側面、および火星の古環境と今後の惑星探査の3つの側面に立って、今回
の発見の科学的に意味するところ、そして今後、我々がなし得る研究について議論を行
なう予定である。また今後の惑星探査がどうなるか、あるいはどうすべきかについても
議論する。最終的には本シンポジウムから得られた情報・結論を融合し、また社会的意
義も考慮に入れて、総合討論を行ないたい。
連絡先:三河内 岳 東京大学・大学院理学系研究科・鉱物学専攻
Tel: 03-3812-2111(4547) Fax: 03-3816-5714
E-mail: mikouchi@min.s.u-tokyo.ac.jp
3月26日午前
シンポジウム「南海トラフ沿いの巨大地震と内陸地震:その発生予測と災害軽減に
向けて」
Prediction and hazard mitigation planning for large subduction earthqukaes
and inland earthquakes along the Nankai trough
【安藤雅孝、平原和朗、倉本真一】
将来発生する東南海、南海地震の発生予測は、現在の地球科学の大きな課題となって
いる。百年間隔で南海トラフ沿いに発生する巨大地震と,千年以上の間隔で発生する内
陸地震の発生様式は異なっているようだが,その活動時期には関連があるようにも見え
る。それはいったいどのようなメカニズムなのか?当シンポジウムでは、これらの地震
の発生予測とともに、地震にともなう災害軽減に向けての研究計画についても議論を深
める。
連絡先:安藤雅孝 〒611 宇治市五ヶ庄 京都大学防災研究所地震予知研究センター
Tel: 0774-33-5796 Fax: 0774-33-0726
e-mail: ando@rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp
3月26日午後
シンポジウム「兵庫県南部地震断層深部の研究」
Deep boring studies on the seismic fault of the Hanshin-Awaji earthquake
【島崎邦彦、竹村恵二、池田隆司、伊藤久男、安藤雅孝】
兵庫県南部地震後に、野島断層を貫くボーリングが数本掘削されたのをはじめ、多く
のボーリング調査が実施された。これにより、豊富なコア資料が採取され、検層や水圧
破壊試験も数多く行われた。さらに、物理探査や地球化学的調査、地形・地質調査など
が、空間的にも密度高く、さらに深部をめざして実施された。数多くの観測調査結果と
破砕帯や周辺の岩石の物性や物質と比較検討が直接できるようになったことは大きな成
果と言えよう。地震断層の発達史、断層の場および物性について多方面から検討し、断
層面上で繰り返す地震のサイクルについてモデルの構築を目指す。
連絡先:島崎邦彦 東大地震研究所
Tel: 03-812-2111 内線5694 Fax: 03-5689-7236
e-mail: nikosh@eri.u-tokyo.ac.jp
3月27日午前
シンポジウム「固体地球と流体地球とのカップリング・ダイナミックス(4)モデルと
データ同化」
【河野芳輝、内藤勲夫、橋本 学】
非線形にして複雑系の地球システムを「観測とモデルの結合による予測」を通じて理
解しようとするのが,地球システム科学の基本的考えであり,このとき観測とモデルと
を結合するシステムがデータ同化システムである.同化とはデータ(養分)をモデル(
体内)に取り込んで消化し,新しい知見(血液)を生み出すことを意味する.観測情報
とモデルとがまだ不完全な地震予知や地殻活動研究分野にこうした地球システム科学の
手法を導入することはまだ遠い先のことと考えられているが,果たしてそうであろう
か.ここではすでに実用化されている気象学における数値予報システムなどの現状をま
じえて地殻活動研究の今後のあり方を考察する.
連絡先:河野芳輝 金沢大学理学部地球学教室 〒920-11金沢市角間町
Tel. 0762-64-5731 Fax. 0762-64-6062
e-mail: kono@hakusan.s.kanazawa-u.ac.jp
3月27日午前
シンポジウム「太陽系探査の世界的流れと日本の果たすべき役割」
Planetary Exploration - World-wide strategy and Japan's obligation -
【中村正人、阿部 豊、佐々木 晶】
H2A、M5等のロケットの大型化に伴い、太陽系全域に渡る探査が現実となろうと
している。諸外国では、しかし長年の経験を生かし、さらに発展したミッションが計画
され、それらの中には生物探査までも含まれようとしている。ルナAによる月探査、プ
ラネットBによる火星探査を間近に控え、さらに多くの科学的意義を持ったミッション
を成し遂げる為に、今、我々は何をなすべきなのか?惑星内部、表面から惑星大気を経
て惑星プラズマに至る広大な研究分野間の協力、理学・工学にわたる研究開発体制、他
国のミッションとの競合、海外の研究者との協力体制を含めて、日本の太陽系探査への
道筋を探りたい。
連絡先:中村正人 東京大学大学院理学系研究科 〒113 文京区本郷7-3-1
Tel: 03-3812-2111 Fax: 03-3818-0745
Email: mnakamur@grl.s.u-tokyo.ac.jp
3月28日午前
シンポジウム「全地球ダイナミクス―新しい地球観の創成にむけて―」
"Whole Earth Dynamics"―Towards a new paradigm on the Earth's dynamics―
【丸山茂徳、石田瑞穂】
プレートテクトニクスを包括した新しい地球観、”全地球ダイナミクス”の確立を目
指した学際的な研究が政府の大規模な支援をもとに始まろうとしている。この計画は地
球内部の主要部を占めるマントルと核にとどまらず、更に大気/海洋圏から地球磁場ま
でを含めた多圏相互作用の総合的解明を目指す。世界の地質6億年、マントルトモグラ
フィー、超高圧実験、マントル対流数値実験などの地球科学の諸分野に加えて、生命進
化を扱う分子生物学や比較惑星学の研究者にも参加を呼びかけたい。
連絡先:丸山茂徳 〒102 東京都目黒区大岡山2-12-1
東京工業大学理学部地球惑星科学教室 Tel:03-5734-2618;Fax:03-5499-2094,
e-mail:smaruyam@geo.titech.ac.jp
3月28日午後
シンポジウム「島弧深部地球科学の新展開」
Recent progress in the study of lower crustal processes and tectonics in
island arcs
【小川克郎、新妻信明、山口靖、榎並正樹】
日本列島の島弧火山は、地熱開発の対象として探査・掘削が行われてきたが、掘削技
術の進歩によって水の臨海温度である374℃をはるかに超える500℃の掘削に成功
した。この世界記録を樹立した岩手県葛根田地域の地熱掘削井においては、黒雲母帯や
菫青石帯の変成鉱物分帯が認められ、熱源は火山体深部の固結しつつあるマグマ溜まり
であることが確認されている。島弧深部の研究は削剥されて地表に露出した過去の深成
岩や変成岩に頼って間接的に進められてきたが、ついに現在進行中の変成作用や深成作
用を直接研究する手段を手に入れたのである。日本の地球科学は、この手段をいかに有
効に地球科学の発展に結びつけることができるかが問われている。
本シンポジウムでは、高温掘削の現状、掘削された変成岩や深成岩の性質、臨海温度
を超える”熱水”の地球化学、マグマ活動と変成作用、マグマ溜まりの分化・固結過
程、マグマ活動と地殻構造変形などについて、進行中の深成・変成作用とこれまで積み
上げられてきた深成岩や変成岩に基づく研究成果との接点を見出し、今後どのように発
展させるかについて討論を行う。
連絡先:山口 靖 名古屋大学理学部地球惑星科学教室
Tel: 052-789-3017 Fax: 052-789-3033
e-mail: yasushi@eps.nagoya-u.ac.jp
合同固有セッション(岩石鉱物鉱床学会、鉱物学会、資源地質学会)
三鉱学会合同固有セッション
【有馬真,榎並正樹,下林典正,浦辺徹郎】
自然は,悠久の時の流れの中で,地球や惑星という舞台の上で壮大な実験を繰り返し
てきた.その結果産み出された岩石や鉱石そしてそれらの構成単位である鉱物から,我
々は地球−惑星系の進化に関する情報を読みとろうとしている.そのためには,新たな
る研究対象の模索や研究手段(機器)の開発とともに,実験的・理論的研究も不可欠で
ある.本セッションは,鉱物・岩石・資源各分野のあらゆる研究が,相互に交流し刺激
し合う場をめざしている.共通セッションやシンポジュウムの枠を超えて,三鉱学会関
係者がともに討論しようではありませんか.なお今年度は,新たな試みとして(1)新
しい研究手段と地球惑星科学,(2)地球・惑星物質科学,(3)地殻−マントルの相
互作用,(4)資源と環境,(5)鉱物・岩石・資源一般のサブセッションを設けまし
た.
内容照会先:有馬 真(岩鉱)横浜国立大学教育学部地学
Tel: 045-335-1451(2212) Fax : 045-333-1536
e-mail : arima@ed.ynu.ac.jp、
榎並正樹(岩鉱)名古屋大学大学院理学研究科地球惑星理学
Tel: 052-789-3005 Fax: 052-789-3033
e-mail : enami@eps.nagoya-u.ac.jp、
下林典正(鉱物)京都大学大学院理学研究科地球惑星科学
Tel: 075-753-4156 Fax : 075-753-4189
e-mail : shimo@terra.kueps.kyoto-u.ac.jp、
浦辺徹郎(資源)地質調査所
Tel : 0298-54-3612 Fax : 0298-54-3633
e-mail : urabe@gsj.go.jp
特別講演会:
3月27日の午後、東山キャンパス内にある豊田講堂において、
2つの特別講演が企画されております。
各学会の総会および懇親会:
3月27日の午前のセッション終了後すぐに、いくつかの学会の総会が予定されてお
ります。また、懇親会は3月27日の夕刻より共通教育棟(情報文化学部)付近の生協
食堂において開催される予定です。
展示の募集:
学会期間中に、個人あるいは法人による観測機器、実験機材、文献などの展示を歓迎
します。御希望の方は実行委員会事務局へ御連絡下さい。
小集会・各種委員会などの開催について
合同大会の期間中に小集会・各種委員会などを予定されている方は、12月13日ま
でに、(1)集会の名称、(2)集会の規模(参加人数)、(3)希望日時、
(4)連絡責任者、(5)その他の希望事項などを文書で実行委員会事務局宛に
申し込んで下さい。
講演申込注意事項
・共通セッション・固有セッションの締切期日(’97年1月7日必着)を厳守して
ください。プログラム編成のスケジュールが非常に厳しいので、期日遅れの申込は絶
対受け付けられません。
・講演申込用紙を原寸(B5)コピーしてください。記入後再びコピーをとり、オリジ
ナルとともにお送り下さい。予稿原稿とそのコピーも必ず同封して下さい。
・講演申込用紙で、共通あるいは固有セッションのいずれかを選択して下さい。共通セ
ッションへの申込については、筆頭著者としては2件までとし、2件申し込んだ場合は
1件以上ポスターにして下さい(2件ともポスターでも可能です)。複数の共通セッシ
ョンに申し込まれた方は、申込用紙にその旨記載下さい。固有セッションについては、
各学会担当者にお問い合わせ下さい。
・今回は合同大会の主旨を考慮し、共通の議論の場を多く設けるように致しました。共
通セッションを多くしました。また大きなポスター会場を確保し、全体の6割以上をポ
スターにすることを目指しておりますので、御協力下さい。
講演申込先:
固有セッション:各学会の担当者に申し込んで下さい。
日本地震学会:学会事務局
日本火山学会:学会事務局
日本測地学会:学会事務局
日本地球化学会:田中剛、
〒464-01 名古屋市千種区不老町名古屋大学理学部地球惑星科学教室
日本惑星科学会:高木靖彦
〒465 名古屋市名東区平和が丘3-11東邦学園短期大学
三鉱学会:榎並正樹
〒464-01 名古屋市千種区不老町 名古屋大学理学部地球惑星科学教室
地球電磁気・地球惑星圏学会:
地球内部および月・固体惑星関係、
大志万直人 〒611 宇治市五ケ庄 京都大学防災研究所
地震予知研究センター
太陽・惑星間空間・地球・惑星磁気圏および地球・惑星大気関係、
早川基 〒229相模原市由野台3-1-1 宇宙科学研究所
太陽系プラズマ研究系
日本第四紀学会:山崎晴雄
〒192-03 八王子市南大沢1-1 東京都立大学理学部地理学教室
日本地質学会:学会事務局
共通セッション:下記プログラム委員会あて申し込んで下さい。
〒464-01 名古屋市千種区不老町 名古屋大学理学部地球惑星科学教室
加藤 学(合同大会 プログラム委員長)
シンポジウム:コンビーナの招待に基づき、直接各セッションの連絡先に申し込んで
ください。(なおシンポジウムのプログラム/予稿のプログラム委員会への締め切りが
1996年12月20日(金)ですので、これに間に合うようにコンビーナに送って下
さい。)
・講演申し込み用紙は、そのまま印刷所に渡す原稿となります。記入例に従い、ワープ
ロ、タイプなどを利用して下さい。講演題目、著者氏名が手書きの申込書は今年は受け
付けません。読みにくい漢字にはルビを付けてください。
例:日本語の表題(一部英語など)「荷電粒子ビームのtime of flight法による
測定」
例:英語の表題「Modeling study of quasi-periodic scintillations in Japan」
(文頭及び固有名詞・略号など以外は小文字で)
・著者名索引(アルファベット順)を作るために、日本人の場合は講演題目が英語で
も、著者名は必ず漢字で表記し、アルファベットで読みを示してください。外国人の場
合は、アルファベットのみで示すか、漢字表記の場合は同様にアルファベットの読みを
示してください。混乱を避けるために、各自の漢字表記は統一してください。
・申し込み用紙の著者名に所属は不要です(予稿原稿には明示してください)。
・連名の場合、スピーカの左肩に丸印を付けてください。グループで発表する場合にも
スピーカ名を明示してください。
・予稿原稿は連絡会会報の形式に従ってA4用紙に記入してください。
予稿集はA4サイズとし、A4原稿を70%縮小し1ページに2件の原稿を収録します。
文字などの大きさに注意してください。申し込み用紙、予稿原稿にそれぞれのコピーを
1部ずつ付けて、計4枚同封してお送りください。
合同大会連絡先
97年合同大会委員長 小川克郎(Tel: 052-789-3023)
〒464-01 名古屋市千種区不老町 名古屋大学理学部地球惑星科学教室
同 大会企画委員長 田中 剛(Tel: 052-789-2595)
〒464-01 名古屋市千種区不老町 名古屋大学理学部地球惑星科学教室
同 実行委員長 藤井直之
〒464-01 名古屋市千種区不老町 名古屋大学理学部地震火山観測地域
センター
(Tel / Fax: 052-789-3035 Email: fujii@eps.nagoya-u.ac.jp)
同 実行委員会事務局長 平原和朗
〒464-01 名古屋市千種区不老町 名古屋大学理学部地球惑星科学教室
(Tel: 052-789-3651 Fax: 052-789-3013 Email: hirahara@eps.nagoya-u.ac.jp)
同 実行委員会
藤井直之、平原和朗、山本鋼志、木股文昭、加藤学、山岡耕春、高野雅夫、
平原靖大、志知龍一、米田明、須田直樹、奥田隆、大井田徹、山崎文人、
山田守、山内常生、熊谷博之、三村耕一、浅原良浩、永江紀子、高井香里
共通セッション、シンポジウムの内容などについては、各コンビーナに直接ご連絡くだ
さい。
合同大会全般についてのお問い合わせは上記実行委員会事務局まで、なるべくファック
スでお願いします。
プログラムに関連した問い合わせは、
名古屋大学理学部地球惑星科学教室 加藤 学
または地震火山観測地域センター 山岡耕春 まで
(Tel: 052-789-3650 Fax: 052-789-3013 Email: kato@eps.nagoya-u.ac.jp)
(Tel: 052-789-3034 Fax: 052-789-3047 Email: yamaoka@eps.nagoya-u.ac.jp)
住所変更の連絡について
合同大会のプログラムは郵送用の共通名簿に基づき印刷所から直接郵送いたします。
現在セッション参加11学会の名簿をもとに12月中をめどに郵送用名簿を編集していま
す。プログラム発送は2月下旬の予定であり、配布先の変更は各自からの連絡により行
われます。セッション参加学会の会員でプログラムの配布先が変更になる方は、連絡会
会報にある用紙をコピーして必要事項を書き込み、遅くとも12月16日までに下記の連絡
先あてに送付してください。なお、e-mailによる住所変更の連絡も受け付けます。いず
れの場合も、受領通知は致しませんので、ご了承ください。
連絡先:〒152 目黒区大岡山2-12-1 東京工業大学 理学部 地球惑星科学科
本蔵義守 Fax: 03-5499-4093 e-mail: yhonkura@geo.titech.ac.jp