著者名 | Authors | 所属機関名 | 所属機関名(欧文) | |
1 | #辻/隆行 | Tsuji/Takayuki | 電気通信大学菅平宇宙電波観測所 | SSRO,Uinv.of Electro-Comm. |
2 | 石井/直人 | Ishii/Naoto | 電気通信大学菅平宇宙電波観測所 | SSRO,Uinv.of Electro-Comm. |
3 | 冨澤/一郎 | Tomizawa/Ichiro | 電気通信大学菅平宇宙電波観測所 | SSRO,Uinv.of Electro-Comm. |
4 | 大志万/直人 | Oshiman/Naoto | 京都大学防災研究所 | DPRI,Kyoto-Univ. |
講演予稿:
地震の際に観測されている異常電磁放射現象は、震源付近で発生
した電磁気的現象に起因したものと考えられる。しかし、地中伝搬
において非常に減衰が大きいことから何らかの特異伝搬経路が存在
する可能性が大きい。本研究では、兵庫県南部地震となった野島断
層に掘削されているボーリング孔内の埋設電極を利用した断層付近
での伝搬路調査を目的とする実験・計測を行った。本報告では、
伝搬実験において、地下信号源として用いる断層地下埋設電極間に
供給可能な電力について報告する。考察の結果、周波数2kHzの場合
で、入力電力の約80%が供給可能であることがわかった。
また、供給可能電力の周波数特性については、現在、解析中である。
abstract:
Investigation of EM-wave transmission through the ground at Nojima
Fault is discussed in this report.The electric property of
transmission cable was deduce by fitting the measured propergation
parameter and input impedance at 2kHz.As a result,elecric power can
be suplied to the underground electrode is approximately 80%
at 2kHz.
キーワード:
電磁放射現象,電磁界伝搬,野島断層
Keywords:
EM emission,EM-wave transmission,Nojima Fault