第217回運営委員会報告
 
 日時: 2002年9月17日 13時00分−20時00分
    (途中15時00分−17時15分学会名についての意見交換会のため中断)
 場所: 国立極地研究所第一会議室
[出席] 荒木徹、藤井良一、麻生武彦、家森俊彦、井口博夫、
      大村善治、小原隆博、品川裕之、綱川秀夫、中村正人、
      橋本武志、松岡彩子、山崎俊嗣、渡部重十
[欠席] 歌田久司、小野高幸、早川基(運営委員補佐)

報告事項
(1) 前回議事録を承認した。
(2) 新入会員・退会者
 下記6名の入会を承認した。
     (氏 名)   (所属)        (紹介会員)
     川野圭子  九大・理・D1   宮原三郎・田中高史
     山崎健一  京大・理・D1   大志万直人・吉村令慧
     ESPINOSA, Stephane   東大・理    寺沢敏夫・星野真弘
          湯通堂 亨  国土地理院・水沢  三品正明・佐藤秀幸
          川村紀子   高知大・理・M1  田中秀文・小玉一人
          岡 光夫   東大・理・D1   寺沢敏夫・星野真弘
 下記7名の退会を承認した。
     宮腰潤一郎 (6月1日逝去 享年73)
     竹内 智(山梨大学工学部)
     渡辺政行(岩手大学工学部)
     香川晶子(奈良女子大学理学部)
          臼井義比古
     ROBACH, Francis (CSME, France)
          FOSTER, John (MIT, Haystack Obs., USA)

(3) 第112回総会および講演会準備状況
    電気通信大学で開催予定の第112回総会・講演会プログラムの骨子について、
LOCメンバーである柴田喬会員の報告に基づき検討し、了承した。また、特別講演
および田中舘賞受賞講演について、会員以外の一般および学生の出席を認めることを
承認した。
 プログラム委員より、講演会投稿論文数の報告があった。投稿総数は288件で、
地球内部関係は42件、外部関係は246件。秋の大会は地球内部関係の投稿が、春
の合同大会に比較して大変少ない傾向がある。参考までに、地球内部関係を
主たる対象とする会員数は全体の約30%と見積もられる。
これは、内部関係は、他学会との関連性が強いため合同大会に発表する人が
多いためであると考えられる。
  電子投稿した論文が受理(受け取り)されたかどうか確認できるように、来年度は
メールで返信することにした。(次回運営委員会への申し送り)
 関連して、非会員への総会会費等情報を周知するため、学会ホームページにプログ
ラムを掲載することにした。

(4) 国際学術研究集会出席補助金申請の審査
 関華奈子会員より申請のあったCOSPER派遣(10/9-10/19、米国ヒューストン)が承
認された。1件が書類確認のため、保留となった。
 審査上の便利のため、今後は申請書の業績リスト欄を大きくすること、また、論文
のコピーも提出してもらうことにした。
 過去に既にこの補助を受けたことのある人の申請についても受け付けて審査するこ
とを確認した。

(5) IUGG募金活動
 学会として400万円を募金により集めることがノルマとして課されており、影響力
のある会員を伴って今秋関連企業を訪問する予定であることが、募金担当委員より報
告された。
 個人募金については手続きを簡単にして、また、一口の金額を小さくして、多くの
人が簡単に募金できるようにする。また、開発途上国、特に今回はアジアの諸国から
の参加旅費補助の為であることをはっきりと述べて、趣旨を明らかにする。
 会場展示ブースに大学等が出展費用を払えるよう工夫することにより、費用を集め
ることも検討する必要がある。
 評議員等には募金の強要はしないが呼びかける。
 秋の学会の時に募金箱の設置も検討する。

(6) 学会名の変更について
 運営委員会に反対意見を寄せた大気圏科学関係の会員6名の参加を求め、学会名改
称問題についての意見交換会を、当運営委員会を中断して約2時間余り開催した後、
今後の運営委員会の方針を下記のように決定した。
1.今回寄せられた意見、意見交換会で出た意見をまとめ、会員に学会HPフォーラ
ムの場を通して周知する。
2.同時に、運営委員会としての意見を記載する。
3.フォーラムの場を通して、再度会員からの意見を聴く。ただし、議論の堂々巡り
をさけるため、既に議論が尽くされたと考えられる問題点は除外し、焦点を絞って意
見を述べてもらう。
4.10月31日17時より、通信総合研究所において、臨時の運営委員会を開催し、上記
会員との情報・意見交換の結果および学会ホームページのフォーラムに寄せられた意
見を参考にして、次回総会で運営委員会として提案する内容を決定する。

関連して、下記の議論を行った。
1.運営委員の増員について:
 学会運営の複雑化に伴う仕事量増加への対処、および、より広範な分野・年齢層の
会員に学会運営に参加してもらうため、運営委員の数を2名増員することを、次回総
会に提案することにした。このことは、学会名の改称問題とは直接の関連はないが、
より広範な分野の意見を学会運営に取り入れるのに効果があると考えられる。 
2.評議員の増員について:
 現行の評議員数は学会創設以来同数の10名であるが、分野の拡大に対応するた
め、数名増やすことを、会長から評議員会に提案し、議論することになった。
3.規約等改定案: 
 学会名の改称が決定された場合に備え、規約改定箇所の検討を行った。

(7)  2003合同大会について
  これまで会場として使用してきたオリンピック青少年記念センターは、諸般の事情
により、今後会場としての使用が困難になった。合同大会運営機構が調査した結果、
幕張メッセがこれまで以上に設備等がよく整備されていて、2003年合同大会開催
に最適であるとの結論を得たことが報告された。オリンピック青少年記念センターに
比較した場合、メリットとしては、次のような点である。
1)会場予約が5年先まで可能であり、長期的な運営が確実になる。代々木は10ヶ
月前から予約可。
2)建物全体が貸し切りになるので、いろいろな案内が出せる。代々木では禁止され
ていた。
3)各会場にメッセからの会場員がつき、プロジェクタ等の操作にあたるので、トラ
ブル対応がしやすい。
4)ポスター会場も同じ場所であり、かつ、ボードの間隔を広くとれる(1.5m→
2m)。

ただし、参加費の早期申し込み割引率は縮小して、開催費の増額分約400万円を捻
出せざるを得ない。また、会議用の部屋代はこれまでに比べ割高になる。また、期間
が4日間に短縮されるので、総会は夕方以降に開催せざるを得ない可能性が高い。運
営委員会としては、この合同大会運営委員会提案を承認した。
 9月20日の連絡会で、「2004年度以降の合同大会委員長は地球惑星科学関連
学会連絡会会長が兼ねる」ことが提案される。この提案についても賛成する旨、運営
委員会で決定した。

(8) 次期副会長および運営委員選挙 
 下記日程で選挙の準備・実施を行うことにした。
・立候補受付の案内 10月中旬
     締め切り 10月31日
・選挙の公示 12月10日
 投票締め切り 1月10日
 名簿の印刷が間に合えば、選挙公示・投票用紙とともに発送する。
・1月下旬会報で選挙結果の公表

(9) 会報への追悼文の掲載について
 名誉会員や元評議員逝去の場合は、原則追悼文を掲載する。そのほかの会員の場合
も、学会活動との関連で掲載希望があれば掲載する。

(10) 次回会報
 12月10日選挙公示に合わせ発行する。

(11) その他
 次回選挙推薦・立候補受け付けの公示に間に合わせるため、運営委員会内規2条第
3項の運営委員会投票分野を下記のように変更する。
 (現行)主として地球惑星大気圏・超高層・宇宙空間物理学を研究する会員から3
名
     全会員の中から5名
  (改正後)主として地球惑星大気圏・超高層物理学を研究する会員から2名
      主として宇宙空間物理学を研究する会員から3名
      全会員の中から3名


(以上)