第22B回/第231回運営委員会報告
22期・23期合同運営委員会を下記のとおり開催した。
日時:2005年2月26日(土)13時~18時
場所:東京大学地震研第2会議室
出席:藤井良一、本蔵義守、山崎俊嗣、松岡彩子、中村正人、河野英昭、小川康雄、高橋幸弘、村山泰啓、臼井英之、山本衛、歌田久司、木戸ゆかり、石井守、関華奈子、長妻努、齋藤昭則
(欠席:家森俊彦、小原隆博、北和之、野澤悟徳、船木實、石川尚人、橋本武志、門倉昭)
1.入退会等の承認
(1)入会2件
明星電気(賛助会員)
日鉄鉱コンサルタント(賛助会員)
(2)退会7件
国際電子(賛助会員)
田中穣、Park Yeong-Sue、前川紘一郎、中坂有希、渡辺成昭、三島靖
(3)シニア会員4件
近藤一郎、松浦延夫、櫻井亨、矢作直弘
卒業する学生会員については、行方がわからなくなることが多く、会費の納入や会報の発送で問題になりやすいので、指導教員は気をつけていただきたい。
2.協賛、後援等の承認 2件
高校生天体観測ネットワーク「全国フォーラム2005」「2005年度高校生天体観測会」後援
第11回大気化学討論会2005年6月15-17日 主催 大気化学研究会、協賛
3.内規改定確認
詳細は会報第185号の別稿を参照。
4.国際学術交流派遣・招聘審査関連
以下の3件について採用とする。
望月伸竜(東工大)(IAGA, 7月、フランス)
大矢浩代(千葉大)(IAGA, 7月、フランス)
大久保綾子(京大防災研)(IAGA、7月、フランス)
補助額は、格安航空券の値段が出てから決定する。補助受領予定者には、部分的にでも他からの補助を得る等の努力をしてもらう。
国際学術交流派遣申請書の業績欄の記載方法に関する変更を行う。
現在の業績リストに関する記述は、下記の(1)のようであるが、それを(2)のように変更する。
(1)現行:業績リスト(学会、研究会での発表を記入する場合は、学術誌発表論文とは区別して記入してください。また、共著論文のみ、すなわち、主著論文なしの場合は、その論文で果たした役割を記入してください。)
(2)改定案:研究業績(主著論文等を示し、現在までの研究経過・業績の概要を示してください。学会・研究会での発表を記入する場合は、学術誌発表論文とは区別できるように記述してください。)
改定案によって、研究に関する心構えや長期的な方針について知ることができる。
また、国際学術交流派遣申請者は、正会員でなくてはならないが、学生会員も正会員でありこれに含まれる。この点について誤解されやすいので、明記する。
5.日本地球惑星科学連合規約(案)
規約(案)の内容に関しては、会報第185号の別稿を参照。規約(案)について、運営委員会で承認した。連合組織の委員にふさわしい2名程度(数名でもよい)の候補者に関する情報提供がSGEPSSに求められている。4月初めまでに決定し、日本惑星科学連合設立準備会委員長(浜野洋三)あてに提出する。
6.学会事務センター問題
会報第185号の別稿を参照。
7.事務委託先選定
事務委託検討ワーキンググループにて、事務委託先候補を十数社の中から2社に絞った。将来に向けて電子化を進めることを考慮して、学会のweb serverも含めた業務を委託することとし、委託先を(株)プロアクティブに決定した。会員情報管理や会費の管理が電子化され便利になる。学会事務センターに対して、平成15年度は年額192万円支払ったが、(株)プロアクティブでは、サーバーの管理を含めてもそれ以下で済む。ただし、初期費用は別途、事務委託関係で30万円、サーバー関係で約50万円かかる。今後、WEB, メールサーバの移設などについて、運営委員が業者とつめる。
8.昨秋学会の総括
コンビーナー制を導入したことによって、プログラム編集が楽になった。コンビーナーや特別セッションの決め方については、前回はtop-down的に行ったが、今後はやり方を検討すべき。公演数が増加して秋学会が活性化された。
アウトリーチに関しては、LOCの村田会員を中心として、プラネタリウム上映会、一般向け講演、「教えて!はかせ!」コーナーが開催された。秋学会のアウトリーチは、LOCの企画によるが、部会でノウハウを蓄積したい。記者会見のやり方についても、事前に東京で開催するなど検討したい。
学生発表賞に関しては、賞のための募金をお願いしてスタートした。学生の間に緊張感が高まったが、審査員の負担が大きいことが問題。
運営、予算に関しては、いくつかの問題点がある。会計からLOCには80万円を提供し、さらに、LOCが地元から補助金2件を得ていたが、会計的には厳しかった。秋学会のアウトリーチとLOC費用を別々にすべきである。17年度については、科研費(成果公開、70万円)を申請している。LOCへの金銭的負担が大きくなれば、参加費を増額せざるを得ない。また、LOCの手引きがあると、ノウハウが蓄積できるし、運営が楽になる。過去に手引きが存在していたらしいが、今どこにあるのか不明。また、大会開催中にLOCに集まる大金を管理する方法を考えるべき。
9.アウトリーチ活動報告(河野)
秋学会以降の活動は、以下のとおりである。
(1)平成16年度群馬県教育委員会主催(SPPプロジェクト)高校教師へのアウトリーチ活動を終了した。
これは群馬県教育委員会から依頼によるものである。講師は、5名の会員(船木實、小嶋美津子、柴崎和夫、石井守、久保田実)であり、会場は、群馬県榛名公園ビジターセンター、國學院大學、NiCTであった。また、群馬県教育委員会からはH17年度も同じ講師と内容でSPPプロジェクトによるアウトリーチをSGEPSSへ依頼したい旨の連絡があり、アウトリーチ担当としても同意する。なお、これ以外にもSGEPSS会員による多くのアウトリーチ活動が行われているので、その情報をとりまとめ公開するような試みがあると良い、等の議論があった。
(2)パンフレットについて、アドバイザリーボードの方々からコメントを頂いた。現在、そのコメントを整理し、パンフレットを更新し始めた所である。
(3)SGEPSSのアウトリーチ活動(一般講演会開催、講師紹介・派遣、報道発表等)を紹介するWebページをアウトリーチ部会の努力で新たに立ち上げた。現在、SGEPSSのホームページにリンクされており、自由に閲覧することができる。アドバイザリボード等を通じてWebページに関する意見が寄せられており、これらを反映して今後内容の改訂、充実を図っていく。
10.EPS(山崎)
会報第185号の別稿も参照。
2005年からEPS編集長が、蓬田清編集長に交代した。2003年のEPS賞論文は決定した。2004年のEPS賞については、現在検討中。EPS賞表彰式は、合同大会4日目18:45~19:00にラウンジで行われる。
EPSの財政は現状では科研費に大きく依存している。科研費の補助対象は冊子 体の印刷経費であり、発行部数等に基準があるため、SGEPSSで冊子体を全員購読して支えているのが現状である。今後、電子媒体を主にして、科研費に頼らなくてもよい体制を作っていく必要があり、そのためには、5学会が出版社と 電子媒体の購読契約をする方向が望ましい。
11.男女共同参画学協会連絡会への正式加盟
会報第185号別稿を参照。
12. 電磁気研連報告(歌田)
3月1日に日本学術会議地球電磁気学研究連絡会報告“21世紀の地球電磁気学”が提出された。4月に西田学術会議委員から発表される。
13.「データ問題検討分科会」の設立
設立を承認した。この分科会の詳細については、会報第185号の別稿を参照。
14.22期運営委員会の総括(藤井)
アウトリーチ、教育問題、男女共同参画などの新しいテーマに積極的に取り組むことができた。将来構想ワーキンググループについては、学会の将来に関する議論を行い、そこで指摘された秋学会の活性化については、すでに実行に移された。また評議委員会からの進言に基づき、戦略会議も組織され、学術会議の変革や大学の独法化に対応する体制を整え、第3期科学技術基本計画策定のシナリオライター1名のノミネートもできた。しかしながら、総合科学技術会議や科学技術・学術審議会等の意思決定システムにどのようにコミットすることができるかを考えるべきであり、これらに関する重要な情報をいち早く運営委員などに伝える仕組み(ML)が必要。さらにその情報にどう対応するかが重要。また、名誉会員や田中舘賞候補者の推薦については、もっと精力的に行うべきである。
15.23期役務分担
以下のように担当を決定した。
総務 小川
庶務 野澤・門倉
会計 石井・山本
雑誌 山崎・齊藤
学会連合 中村・高橋・石川
広報(WEB) 臼井・関・齊藤
(会報) 河野・北
秋学会 大会・プログラム 石川・山本・関
アウトリーチ 木戸・長妻・北・高橋
男女共同参画 木戸・長妻
学会事務センター問題 山崎・中村
将来構想検討委員会 歌田
16. 合同大会時の会議等日程
SGEPSS総会 5/24(3日目)15:30-17:30 301B室
日本地球惑星科学連合評議会 5/25(4日目)昼
連合設立記念パーティ 5/25 19:00~
運営委 5/22 夕方
評議委 5/23 夕方
将来構想WG 5/24 夕方
17. 今後の予定
合同大会における運営委員会・評議委員会・将来構想wgの部屋の確保
日本地球惑星科学連合の委員のノミネート 4月初めまで
次期の大林奨励賞候補者推薦委員会メンバーの決定。
事務委託業者との打ち合わせを早急に開始。
(文責:小川 康雄)