232回運営委員会報告

 

運営委員会を下記のとおり開催した。

 

日時:2005年5月22日(日)17:00〜20:45

場所:幕張メッセ国際会議場203号室

出席者:本蔵義守、小川康雄、野澤悟徳、木戸ゆかり、高橋幸弘、北和之、中村正人、山本衛、歌田久司、石川尚人、門倉昭、河野英昭、関華奈子、臼井英之、齋藤昭則、石井守、長妻努、山崎俊嗣

1.前回(第22B/231回)運営委員会議事録の承認

2.入退会審査

 以下の入退会申請が承認された

(1)入会12件

 (一般5件)斉藤武士、古賀大樹、水谷耕平、相澤広記、戸田雅之

 (学生7件)田中伸、市原寛、原和臣、越田友則、門前好澄、公田浩子、吉田純

(2)退会3件

  真鍋健一、石嶺剛、佐々木慎太郎

また、5月20日現在の学生会員資格更新状況の報告があった。(55名中、更新者36名)

3.名誉会員の推挙について

 来年の合同学会における総会での名誉会員の推挙に向けて、今年の秋学会までに名誉会員候補者の検討を行なうこととなった。

4.内規改正

 41日付の内規の改定についての確認を行なった。

 (前)第1条 本会の事務所は名古屋大学太陽地球環境研究所におく。

 (改)第1条 本会の事務所は株式会社プロアクティブにおく。

5.学会事務局について

(1)(株)プロアクティブへの業務委託(小川)

 200541日付けで業務委託契約を締結した。契約した業務内容は以下の通り。

 会員業務:会員原簿管理、入退会受付、会員情報変更受付、会費の徴収、会報の発送

 会計業務:出納業務、会計報告、決算書作成、財産管理

 庶務業務:文書電話受付連絡、役員選挙関係事務、表彰関係事務、学会宛郵便受付、会報発送、賞状関連

(2)代金決済方法についての説明(石井)

  プロアクティブが契約している銀行口座(A)とは独立に、学会名義の銀行口座(B)を持ち、口座(A)から口座(B)に振り込むこととする。また、学会名義の別の口座(C)も持ち、口座(B)の金額がある上限(200万円)を超えたら口座(C)に一部送金することにする。口座(A)はロックアカウント口座。
詳しくは第186号会報14ページを参照。

6.Webサーバーについて(臼井): 

  プロアクティブ推薦のレンタルサーバーについて、その機能及び費用についての説明があった。利用可能なサーバーを所有していることがプロアクティブ選定の条件にもなったという背景があり、プロアクティブにその辺りの経緯について説明すべきという意見があった。

  レンタルサーバーを利用する場合、会員情報の管理(メールアドレスなど)についてプロアクティブ会員管理システム(MMB)との関係がどのようなものになるかは、今後の検討課題となった。

7.H16年度決算報告(石井)

 学会事務センター倒産日(2004817日)以前(前期)と以後(後期)に会計を分けて取り扱った。後期の会計事務は運営委員会計担当が処理した。同倒産に伴う「預かり金」被害額は一般会計、特別会計合わせて7,344,430円であった。修正予算案よりも増加したのは主として、@修正予算案作成時から倒産日までの間に入金された会費、A概算払いした業務委託費2か月分、の損害分による。特別会計の損害分は一般会計から補填した。また学会基金より本会計に100万円を補填した。後期は個人宛に会費請求を行わなかったため未納者が約200人あり、その分会費収入が減った。会誌分担金が約53万円割引された。雑収入として、@(IAGAワークショップからの剰余金、A学生発表賞寄付金、があった。結果として本会計の平成17年度への繰越額は、約98万円となった。

H17年度予算案に対する2005522日現在の支出状況の説明もあった。

8.会計監査関係(小川)

 早川基、岩上直幹、両会員が会計監査委員となったこと、7月11日に監査を行う予定であることが報告された。

9.大林奨励賞候補者推薦委員会(小川)

 渡辺重十会員が委員長となったことが報告された。

10.国際学術交流事業応募書類審査

 7名の応募があり、過去の業績等を踏まえて審査した結果、新堀敦樹、栗原純一、両会員の申請が認められた。

11.秋学会(第117回講演会)について(山本、石川)

・今後の日程案についての説明があり、開催日を9月28日(水)〜10月1日(土)、予稿投稿締切りを715日(金)とすることが認められた。開催場所は、京大時計台100周年記念会館。

・投稿方法は、RISHのサーバーを用いたWeb投稿システムで行うこととした。

・予稿集のCD-ROM化はせずに、印刷することとした。

・レギュラーセッションのコンビーナーがほぼ決定したことが報告された。

・特別セッションについては4件の公募があった。このうちの2件については、今までの経緯や将来的なことを勘案して、レギュラーセッションへの移行を申請者に打診してみる、ということになった。他の2件については採用となった。

・学生発表賞の事務局メンバーが決定されたこと、審査員をこれから決める旨、の報告が齋藤委員からあった。事務局員は以下の通り:

第1分野(固体):橋本武志、畠山唯達

第2分野(大気・電離圏、惑星):斉藤昭則 (事務局長)、高橋幸弘

第3分野(磁気圏、惑星間):寺田直樹、中村正人

・託児所(キッズルーム)用の予算については別途検討することとなった。

12.学会連合について(中村)

 連合の各委員会等に以下のように各会員を推薦した旨の報告がなされた。

 総務委員会(中村正人)、財務委員会(小原隆博)、企画・広報委員会(大村善治、高橋幸弘)、連合大会委員会事務局(岩上直幹)、国際委員会(上出洋介)。

13.来年の合同学会について(中村、関)

 来年の合同学会で、本学会が世話役となり、物理学会、天文学会と合同の、プラズマに関するセッションを持つ予定であり、準備に関しては複数の会員の協力が必要である旨が話された。

14.アウトリーチ活動について(高橋)

(1)平成17年度科研費申請「青少年のための最新宇宙地球環境科学入門」(代表者:本蔵会長)が採択された。交付額は92万円で、秋学会で行うアウトリーチ活動関係の経費(会場費、パンフレット作成費など)に使用する予定である。この交付金は学会会計には組み入れない。

(2)SGEPSS学校教育部会について

このことについては、理学振興研究連絡委員会や学会連合の教育委員会との関係などもあるため、部会ではなく、アウトリーチ担当の下のワーキンググループとして位置づけ、今年度のみという期限付きで設置を認めることとなった。

15.EPS関係(山崎)

EPS賞は、齋藤昭則会員が受賞となった。

・科研費「研究成果公開促進費」31,000千円が内定した。

EPSの最近の傾向として、SGEPSS以外の分野の特集号が多くみられる。

・冊子体主体から電子版主体への運営にするため、EPS運営委員会では、5学会が電子版をアクセスする権利を出版社と契約する形態にする方向で議論を行う。

16.男女共同参画関係について(長妻、木戸)

2005322日に、男女共同参画学協会連絡会(以下、「連絡会」)のとりまとめで、「日本学術会議女性会員の選出について(要望書)」を日本学術会議に提出した。

・同418日に、「連絡会」運営委員会において、本学会の正式加盟が承認された。(参考URL: http://annex.jsap.or.jp/renrakukai/

・内閣府主催の「理工系分野へのチャレンジ・キャンペーン〜女子学生・生徒の理工系分野への選択〜」に本学会が協力団体として参加することとなった。(参考URL: http://www.gender.go.jp/c-challenge/

・「女子高校生のための科学夏の学校(2005822-23日開催予定、主催:「連絡会」、日本物理学会、女性教育会館、等)」の開催に関して、木戸、長妻運営委員がWGメンバーとして参加する。

・今年度の合同大会にて、男女共同参画に関するユニオンセッション(共催:「連絡会」)が開催される(コンビーナ:前田佐和子会員)。

17.学会将来問題検討WG(歌田)

 秋学会の活性化、連合との関係、将来の学会のあり方(セクション制、学会名の検討など)などを検討することを活動方針とすることが確認された。

18.学会事務センター関係について(山崎)

・和解交渉委員会:現在、損害を受けた300学会中270学会が和解に応じている。

・和解金配分方法:破産前(正確には6/21以降)に一部返金があった学会にも傾斜配分することとなった。

・被害学会連絡協議会:時効の問題もあり、刑事告訴するのは難しいというのが現状。

 

(文責:門倉昭)