杉野／正彦

EISCATデータを用いた電離圏電場と電気伝導度および降下電子エネルギーの考察

Sugino／Masahiko

Study on relationships between the electric field, ionospheric conductivity and precipitating electron energy using EISCAT CP data



著者名 Authors 所属機関名 所属機関名(欧文)
1 #杉野／正彦 Sugino／Masahiko 太陽地球環境研究所 Solar-Terrestrial Environment Laboratory
2 野澤／悟徳 Nozawa／Satonori 太陽地球環境研究所 Solar-Terrestrial Environment Laboratory
3 F3 Buchert／S.C. 太陽地球環境研究所 Solar-Terrestrial Environment Laboratory
4 藤井／良一 Fujii／Ryoichi 太陽地球環境研究所 Solar-Terrestrial Environment Laboratory

講演予稿:
EISCATデータを用いた解析から上記の電場と電気伝導度の関係は、 電場の方向(主に南北方向)とMLTに依存して変化する。また高度別 による電場と電気伝導度の関係からは、より低高度(〜100km以下) になるほど両者の間に強い逆相関がみられ、高高度になると両者の 間には明確な逆相関が見られなくなる。このことは、より高エネル ギーな電子の降り込みと電離圏電場との強い逆相関、即ち、磁力線 に垂直な電離圏電場と沿磁力線電場の間の逆相関を示唆していると 考えられる。また、高度が上がるにつれ両者の間に明確な逆相関が 見られなくなる傾向は、電流系の駆動源が必ずしも流源ではないこ とを示唆している。

abstract:
We have determined relationships between the electric field and ionospheric conductivity using EISCAT Common Program data, with particularly focusing on their dependence on MLT and altitude.

キーワード:
EISCATレーダー,電離層電場,電気伝導度,降下電子

Keywords:
EISCAT radar,electric field,ionospheric conductivity