渡辺/勇三

S−310−27号機搭載標準型インピーダンスプローブによる電離層観測の速報とプローブ特性

Watanabe/Yuzo

Preliminary reports of the ionospheric electron density by the impedance probe on the S-310-27 rocket

著者名 Authors 所属機関名 所属機関名(欧文)
1 #渡辺/勇三 Watanabe/Yuzo 宇宙研 ISAS

講演予稿:
  平成10年1月25日に発射されたS−310−27号機の主目 的である大気物理実験の一環として標準型インピーダンスプロー ブが搭載され高精度で電離層の電子密度の『その場』計測が行わ れ『同時』測定値は『総合観測』実験での役割を果たした。  プローブにはHF掃引周波数の同期信号が印加されプローブ等 価容量値のプラズマ中での周波数特性が測定されスペクトルの中 のUHR共鳴周波数から電子密度が求められる。  今回ロケットの影響と考えられる特異なプローブ特性が観測され 簡単な検討が試みられた。 さらに電子密度高度分布の昇降時に 見られた差異について多角的に考察された。チェンバー実験、 かみ合試験、打ち上げ実験、データ解析も述べる。

abstract:
 Unusual characteristics by the rocket-wake have been detected on the frequency spectra of the Impedance-probe installed on the S-310-27 sounding rocket which has been launched at 17 35 JST on the 25th day of January in 1998 from KSC. Above are interpreted to be generated due to the plasma density gradient. Remarkable difference in the electron density height profiles among ascent and descent of the rocket is discussed from various view-points.

キーワード:
ロケット, 電離層, 電子密度, インピーダンス計測, 共鳴特性, ウエイク

Keywords:
rocket, ionosphere, electron density, impedance measuring, resonance,wake