品川/裕之

火星電離圏の構造とダイナミクス

Shinagawa/Hiroyuki

Structure and dynamics of the Martian ionosphere

著者名 Authors 所属機関名 所属機関名(欧文)
1 #品川/裕之 Shinagawa/Hiroyuki 名古屋大学太陽地球環境研究所 Solar-Terrestrial Environment Laboratory, Nagoya Universit

講演予稿:
 火星電離圏中には金星電離圏と非常によく似た構造を持つ 電離圏磁場が存在することが発見された。このことは、太 陽風磁場の磁力線が下部電離圏にまで侵入してきているこ とを示している。また、火星電離圏では、酸素イオンがか なり高高度まで存在していることが知られているが、酸素 イオンは低い高度で生成されるので、観測されている量を 説明するには、上向きのイオンの流れがなくてはならない。 我々は、この磁場観測とイオン観測の両方の結果を矛盾なく 説明するモデルを考えた。

abstract:
 Recently the Mars Global Surveyor has found that the surface magnetic field of core origin is likely to be smaller than about 5 nT. The Martian ionosphere is filled with the solar wind-induced magnetic field, suggesting that magnetic field lines are transported downward. On the other hand, presence of O2+ ions in the topside ionosphere indicates that the ionospheric plasma should be transported upward. In this paper, a model which explains the observed profiles of the magnetic field and the ion density is presented.

キーワード:
火星, 電離圏, 磁場, ダイナミクス, モデル

Keywords:
火星, 電離圏, 磁場, ダイナミクス, モデル