小川/泰信

EISCATレーダーによる極域イオン流出と温度異方性の関係

Ogawa/Yasunobu

EISCAT radar observation of ion-outflow in the polar cap and the anisotropy of ion temperature





著者名 Authors 所属機関名 所属機関名(欧文)
1 #小川/泰信 Ogawa/Yasunobu 名古屋大学太陽地球研究所 STEL., Nagoya Univ.
2 藤井/良一 Fujii/Ryoichi 名古屋大学太陽地球研究所 STEL., Nagoya Univ.
3 渡部/重十 Watanabe/Shigeto 北海道大学理学部 Hokkaido Univ
5 野澤/悟徳 Nozawa/Satonori 名古屋大学太陽地球研究所 STEL., Nagoya Univ.
6 吉田/直文 Yoshida/Naofumi 東北大学理学部 Touhoku univ.

講演予稿:
 近年あけぼの衛星等により、カスプ領域、ポーラーキャップ境界域、及 びオーロラ領域で、イオンの流出現象が起きていることが確認された。  そこで、カスプ領域、ポーラーキャップ境界域でのイオン流出現象の特 徴やイオン流出現象におけるイオン温度の異方性を調べる目的で、1998年 7月6日にESR(EISCAT Svalbard Radar)とEISCAT VHFレーダーを用い た特別実験を実施した。この観測データを解析した結果、ビームが交わる 領域がカスプ領域またはポーラーキャップ境界域を横切っていると考えら れる時間帯(10MLT,14MLT)でイオン流出が観測された。さらに、このイ オン流出に伴ってイオン温度の異方性が観測された。

abstract:
  A simultaneous observation using both the EISCAT Svalbard radar(ESR) and the EISCAT VHF radar was conduced for 4 hours from 7 UT to 11 UT on July 6, 1998. Based on the data obtained by this experiment, characteristics of field-aligned ion-outflow in the polar cap is examined. Relationship between the ion-outflow and anisotropy of ion temperature will be discussed.

キーワード:
イオン流出,温度異方性,カスプ,ポーラーキャップ

Keywords:
EISCAT,ESR,ion-outflow,polar cap,anisotropy