2009アウトリーチイベント
2009アウトリーチイベント
1: はじめに
地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)
第25期会長
津田敏隆(京都大学生存圏研究所)
当学会は1947(昭和22)年に日本地球電気磁気学会として創設され、その後、対象とする研究分野を広げつつ、地球電磁気学および地球惑星圏科学に関連する学術ならびにその応用技術の進歩に寄与することを目的としながら発展して参りました。現在は約700名の会員を有しております。
私たちの研究活動や最新の研究成果を市民の皆様に広く知っていただくために、2004年の秋季講演会より学会と連動した一般市民向けの広報活動を推進して参りました。本年はその第6回として、金沢大学での学会講演会(9月27-30日)に先立ち、9月26日に金沢歌劇座で「宇宙を探る電波のチカラ ~ビビッとスゴイ電波の不思議~」と題した公開イベントを開催致しました。
1: はじめに
?イベントの内容
徳丸先生のトークショー
「電波の“またたき”で宇宙の風を測る」
地球周辺の宇宙空間や超高層大気は、太陽から猛烈なスピードで吹き出す太陽風によって大きな影響を受けています。その太陽風を電波の“またたき”を使って地上から観測し、謎を解明しようとしている徳丸先生が研究成果と最近の太陽活動の謎について紹介しました。
門倉先生と香川先生のライブトーク
「地球惑星観測の最前線:南極昭和基地とのライブトーク」
衛星通信回線を利用した南極昭和基地からライブトーク。南極観測越冬隊の3名の研究者が登場し、南極での活動の様子や南極科学最前線の紹介を行いました。クイズや会場からの質問コーナーも行われました。
「企画イベント」
・教えて☆はかせ!
オーロラはかせ、南極はかせ、隕石はかせ、流星はかせ、雷はかせ、電波はかせ、 地球はかせ、
銀河・惑星電波はかせ・・・多彩な顔ぶれでお送りする質問コーナー。
・はかせと一緒に実験しよう
電波実験、雷実験などなど、地球惑星科学の最前線で活躍するはかせの解説を聞きながら
学べる贅沢な実験。
・特別展示
探査機模型などが目白押し。これなあに?にその場ではかせが答えます。
・はかせへの道!
はかせまでの道のりとは?これからはかせになりたいあなたのための進路相談コーナー。
◆本イベントは、文部科学省科学研究費補助金(研究成果公開促進費)
「研究成果公開発表(B)」(課題番号2152015)の補助を受け開催されました。
主催:地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)
後援:金沢大学、石川県教育委員会、金沢市教育委員会
協力:情報・システム研究機構 国立極地研究所、第50次南極地域観測隊、山梨県立科学館、
京都大学大学院理学研究科、(独)情報通信研究機構、(独)海洋研究開発機構、
(独)宇宙航空研究開発機構、東北大学大学院理学研究科、金沢コンベンションビューロー
「アウトリーチ」とは
最新の科学研究成果を研究者自らが発信し、社会に還元しようとする試みのことをアウトリーチ(Public outreach)と呼んでいます。私たち地球電磁気・地球惑星圏学会ではアウトリーチ部会を設置し、学会員自らが成果公開イベントを企画したり、講師紹介・派遣制度(ホームページ参照)を創設し教育現場で活用いただけるようにするなど、積極的に社会への発信を続けています。日々蓄積される基礎科学的な知見や最先端技術などを、市民の皆さんにわかりやすく解説するようにしています。
アウトリーチとは
2009年アウトリーチイベント
入場者数:104名
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