出来事国際地球電磁気学・超高層大気物理学協会(IAGA)第2回学術総会開催
昭和48年(1973)9月9日〜9月21日
内容 昭和48年(1973)9月、日本学術会議主催、日本地球電気磁気学会後援で、国際地球電磁気学・超高層物理学協会(IAGA)第2回学術総会が我が国で行われた。会場は国立京都国際会館であった。なお、「第2回」とあるのは、実は昭和42年(1967)まではIAGAを始めIUGG傘下の7協会はIUGG総会のときに併せて各協会の総会を開いており、これ以降IUGG総会は4年おきの開催とし、その中間となる年にIAGAなど個別協会の学術総会を開く形式に変わったからである。

学術総会では、18のシンポジウム又は研究会が開かれ、多数の論文が発表されて極めて活発な討論がなされた。9つの分科会、太陰変化、南極観測の2つの委員会でも活発な討議がなされた。

この会議ではIAGA組織の再編成も討議され、地球電磁気学を5分野に分類することになった。その他、SI単位系採用を勧告することや地磁気脈動の分類・表現に関するいくつかの提案など21ヶ条を決議した。

総会には、アメリカの162名を筆頭に海外から同伴者も含めて合計339名の出席者があり、これに日本国内からの出席者275名を加えて、最終参加者数は合計38ヶ国の614名であった。

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