出前授業報告Vol.54

2024年7月10日、9月11日、25日

都立本所高校

探究テーマ別講座

・タイトル: 宇宙を調べること 世界を調べること

・講演者: 滑川拓 (NICT・研究員)

・参加人数: 高校1年生22名

・講演時間:100分 (7月10日), 50分 (9月11, 25日)

都立本所高校ではいくつかのテーマについて専門の講師に授業を依頼し、生徒は関心を持った授業を受講し、今後の生徒の探究活動の切り口とする取り組みを行っています。私は自然科学分野の担当として依頼を受け、自然科学探究の意義とその具体的な手法についての授業を7月10日に行いました。この日は質疑応答を含めて100分の授業を行いました。前半では自然科学探究の意義と面白さについて具体的な例を述べながら説明し、これから探究活動を始めるうえでの基礎を身につけてもらいました。後半は実際に私が過去に実施したオーロラ発生に伴う高エネルギー電子降下に関する研究活動例を紹介し、今後の探究活動の参考とするとともに、研究分野の最先端の話題にも触れてもらいました。授業の最後には夏休みの課題を出し、自分の興味のある自然科学分野のテーマに対して簡単な調査と調査結果の報告をしてもらいました。
夏休み明けの9月にも2回授業を行いました。最初の回では研究をまとめることに重きを置いた授業を行い、生徒と個別にやり取りしながら発表資料を準備してもらいました。2回目の授業では準備した発表資料を用いて一人ずつ発表を行ってもらいました。本授業を通して、自分の興味を持ったテーマについて調査し、資料にまとめて発表するという自然科学探究の基礎を体感でき、今後の探究活動の参考となったのではないかと思います。

授業の様子

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