出来事学術研究会議電離層特別研究委員会発足
昭和21年(1946)
内容 昭和21年(1946)の春、学術研究会議の中に電離層研究特別委員会(略称:電離層委員会)が設置され、電離層とそれに関連のある太陽物理学並びに地球物理学的研究を推進することになった。

これは、GHQより電離層とそれに関連する科学研究を継続すべき旨の指令が出されていたので、その精神に沿う活動として、戦時中の学術研究会議の研究班である、第1部第25班「太陽輻射線及び其の作用」と第1部第33班「地球磁気及び電気」とが発展的に合併してできたものであった。

委員長には萩原雄祐(東大理)、幹事には長谷川万吉(京大理)、今道周一(柿岡地磁気観測所)、前田憲一(電波物理研究所)の3名、事務幹事に畑中武夫(東大理)が選ばれ、委員数は約40名であった。

この委員会はあくまで官立のものであったので、それとは別に、研究者たち自身の学会を創設しようと言う意見がこの委員会メンバーの中から出され、翌年の日本地球電気磁気学会設立につながっていった。

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