出前授業報告Vol.48

国立女性教育会館

2023年8月6日

国立女性教育会館

女子中高生夏の学校2023

~科学・技術・人との出会い~

タイトル: 作って・見て・測って知る、地球と宇宙の「波」のふしぎ

講演者: 風間暁 (東北大・D1), 安田陸人 (東北大・D1), 伊藤ゆり (電通大・M2), 吹澤瑞貴 (極地研・PD), 田所裕康 (千葉経済大・准教授)

・共同実施者: 中溝葵 (NICT・主任研究員), 大矢浩代 (千葉大・助教)

・参加人数: [実験・実習] 7名 [ポスター] 約30名

・講演時間: [実験・実習] 2時間30分 (9:00-11:30), [ポスター] 1時間45分 (13:00-14:45), [進路・キャリア相談カフェ] 1時間15分 (15:10-16:25)

埼玉県にある国立女性教育会館で実施されたNPO法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト(GSTEM-CPP) 主催「女子中高生夏の学校2023~科学・技術・人との出会い~」の2日目に実施されたサイエンスアドベンチャーⅠ「ミニ科学者になろう」(実験・実習)、サイエンスアドベンチャーⅡ「研究者・技術者と話そう」(ポスター展示・キャリア相談)、進路・キャリア相談カフェに参加しました。
 実験・実習では参加していただいた7名の女子高生に、2つの班に分かれてストローとゴムひもを使ってウェーブマシンを作成してもらい、波の振幅や周波数、ゴムひもの長さやストローの重りを変化させながら波が伝搬する速さを測定して、波の基本的な性質について学習してもらいました。実験のまとめでは波のさまざまな性質に加えて、雷ホイッスラーやオーロラを発生させるコーラス波など自然界に存在する波について紹介しました。また、惑星や衛星の地下構造探査に用いられているレーダー探査の原理や最新の研究成果についても紹介し、電波は携帯やテレビなど身近に利用されているだけでなく、宇宙探査にも利用されていることを学んでもらいました。

写真1 ウェーブマシンを用いた実験の様子

ポスター展示では我々の研究分野の一つであるオーロラ現象の発生原理や大学院生のロールモデルについて紹介しました。オーロラ発生原理の説明ではポスターだけでなく、オーロラ発生装置を用いて実際にオーロラを発生させながら説明しました。

進路・キャリア相談カフェでは、「物理」「地学」「部活との両立」「親や先生との意見の違い」などそれぞれのブースに分かれてフリートークを行いました。

写真 2 ポスター展示の様子

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