出来事内務省地理局中央気象台が正式に地磁気連続観測を開始
明治21年(1888)2月1日
内容 内務省地理局では、第一回国際極年観測終了後も、工部省用地で引き続いて定時の地磁気観測を続けていた。

一方、フランスにマスカール(Mascart)式自記磁力計を発注し、明治19年(1886)2月から麹町区代官町の東京気象台で試験的に連続観測を開始した。測定した成分については記録が無いが、おそらく地磁気水平分力と偏角の2成分であったものと推定される。

そして、1ヶ月間の移行期間を経て、工部省用地での定時観測は明治19年(1886)3月15日までで打ち切られた。

東京気象台は、明治20年(1887)1月に中央気象台と改名されたが、中央気象台となっても試験観測はそのまま継続し、明治21年(1888)2月1日(一説に、明治23年(1890)とも言われる)を以って、正式に地磁気連続観測の開始とした。

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