出来事学術研究会議に地球物理学部会設置
大正9年(1920)
内容 一連の国際会議の決議に基づいて、日本にも国を代表する学術研究会議を設立することになり、大正9年(1920)、自然科学・工学に関する研究連絡に当たることを目的として、学術研究会議(会長:古市公威、副会長:桜井錠二)が設立された。

学術研究会議内には、下部組織としていくつかの部会が作られたが、そのひとつに、地球物理学部会があった。形式としては、IRC に対応する国内委員会が学術研究会議、IUGG に対応する国内委員会が地球物理学部会ということになる。

学術研究会議、おそびその下部組織である各部会は戦前の我が国の官立研究連絡機関としての役目を果たし、戦争中にも多くの戦時研究班を擁した巨大な研究行政組織となったが、戦後、学術研究会議は廃止されて、昭和24年(1949)に日本学術会議が発足した。

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